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壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   
カテゴリー「大河ドラマ(軍師官兵衛)」の記事一覧

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よく考えたら、利休二日連続で切腹だな!

父「今年、雨月家の稲刈りは十月の第二週末とする」
雨月「父上! 12日、13日に台風がくると物見が申しております!」

父「ならば、11日のみにてけりをつける!」

雨月「! 父上、それはあまりにも無謀でございます。毎年三日かけてやっているのに……っ」

父「無謀だの何だの、御託はどうでもいい。やるのだ! そうでなければ、来週皆都合が悪いから……俺とお前の二人だけで稲刈りしなきゃならんくなる!(血涙)

という、のっぴきならぬ理由の元、刈りに刈りまくって……終わらせました、稲刈り。
結局一日じゃ終わらず、二日目突入して、いつ雨降るかって恐怖と戦いながらではありましたが、
何とか雨が降り出す前に……。。。

……へん! ざまぁみろ、台風! 俺たちの勝ちだ! と、筋肉痛で満身創痍の体で言ってみる。
はぁ……ホント、この季節に台風なんて、マジで勘弁。。。


なんて、這う這うの体で視聴した今週大河。


官兵衛による「本領安堵詐欺」の回想シーンからスタートし、領地替えとなった家康のシーンになるわけですが……このドラマでは奥州という国が存在していないので、家康が領地替えされた理由が単なる嫌がらせになってますね。

てか、ここで官兵衛がやって来て、「領地替えはさぞご不満でしょうが、天下のために我慢してつかぁさい」と言い出したのに、噴く。

何なんでしょう? この「うちの秀吉ちゃんが無理言ってごめんね」みたいなノリ。
お前は秀吉の保護者か! それとも、天下泰平の使者きどりか!

それにそもそも、お前にんなこと言われなくても、家康は分かってるから! 秀吉と「関東の連れション」した時から、色々考えてるから! 

全てを分かってる相手に、「お前は分かってないようだから、教えてやるよ」と言わんばかりのどや顔で、忠告(しかも、具体性一切なしの「天下のため」一点押し)するのは切れ者のすることじゃない。
岡田官兵衛よりも、寺尾家康のほうが数倍上手に見えてしまうだけに余計そう思ってしまう。

で、その後、「いえ、私は軍師です。軍師は面子など気にしません」という言葉に、いや、お前ほど自分の保身に凝り固まってる奴はいねぇよ! と盛大に突っ込んでる間に、いてもいなくてもまるで問題なかった秀長が、「官兵衛、後は頼む」と言わされて、ご退場。

そんで、朝鮮の使者と会うことになるのですが……「できないと、俺の首が飛んじゃうから怖くって嘘吐いちゃった!」って……小西行長ってこんな体たらくをやらかしちゃうような人だったっけ? いくら何でもそりゃねぇだろと思うけど……あとで調べてみよう。


でも、行長。官兵衛に相談するのはやめといたほうがいいよ。そいつは安請け合いしといて、あっさり裏切る奴だから! と思っていたら、秀吉に意見したのは利休。官兵衛はだんまりです。

そんで、利休は切腹っていう…………なんてこった。まさか「江」よりもお手軽な利休切腹を目の当たりにすることになるなんて!

あっちも、いきなり利休が「死にたい、死にたい」言い出したり、「私が一番大事なのは『好きか』『嫌いか』なの!」という子どもか! 理論だったり滅茶苦茶でしたが、一応……本当に一応、譲れない茶の美学のために殉じたってことになってました。

なのに、今回は茶道への美学も糞もありません。
政治に口出しし過ぎて、秀吉の逆鱗に触れたから切腹? 茶人で爺の自分じゃ、戦場では役に立たないからいいのですって……どういうことなの?

これじゃ、利休が何のために死ぬのかも、死ぬ間際まで茶を立てていたんだかも分かりません。
こんなだから、利休が死んでも秀吉も全然悲しまないんだよ!

さらには、それ以降行長が一切出てこないし。。このドラマでは、利休が死ぬに至った原因の張本人なのに……このへんもまた、やっつけ感満載で非常に萎える。

嗚呼……こんなに感慨も糞もない利休切腹は初めてだYO!

まぁ、それ以上に思うのは……なんであんだけの口答えで利休は切腹なのに、あれ以上の暴言吐きまくってる官兵衛は野放しなんだよっていうツッコミですが。。。

 
……と、思っていたら、このドラマはすぐにその答えをくれました。

秀長や利休から散々「秀吉を諭せるのはお前だけ。後は頼んだよ!」と言われたのに、鶴松が死んでぶっ壊れた秀吉(この時の竹中さんの演技は凄かったな)に、また、また、また! まんまと騙されて……いや、今回は秀吉が何も言ってないのに勝手に都合のいいように解釈して、放置。挙げ句、朝鮮出兵が決定!
「無謀、無謀、無謀!」と喚き散らしますが、結局秀吉に賛同。言いなりです。……なるほど、だから官兵衛は殺されないんですね! ギャンギャン文句言ってても、結局言いなりだから!

でもね、じゃぁ秀長の懇願、利休の死は一体なんだったのかと、小一時間t…略。


しかし、それだけでは止まらない自称軍師殿。秀吉の言いなりになって、名護屋に城を建てることに異議を唱える家臣たちに、のたまった言葉。


官兵衛「豊臣を見捨てることはできぬ。黒田が支えねば、豊臣は……いや、この国が滅びてしまう!(ドヤァ…)

爆笑!

反戦唱えまくっていたくせに、西郷さんから「参戦してくんないなら、おりていいよ」と言われた途端、「わしらがおりたら、この国は滅んでしまうんじゃあ!」と参戦した、龍馬伝の龍馬さまの再来です!

あの時も……こいつ、大した働きを何一つしてないくせに、何言ってんだと思ったものですが、今回も全く同じ。

どっからそんな自信が出てくるのでしょう? 少なくとも、宇都宮(二回)、北条、そして今回の四連チャンも秀吉に騙されまくった挙げ句、結局秀吉の言う通りにしてる能無しの分際で!!

半兵衛さまも草葉の陰で泣いてるよ!

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政宗とか、最上なんていなかったんや!

政宗「政宗の胸中、一点の曇りもござらん!(キリッ)」

嘘吐け! 曇りだらけやぁ! と、全力で突っ込みたくなる今週の独眼竜。
いやぁ、ここまで嘘しか言わない主人公も他にないよね。
愛姫にも嘘吐くしさ(後ろめたいから、抱き締めて目を見ないで言ってた)

しかし、そんな政宗のことなど全て御見通しで、それでも……「あんまり用心深くしてると、腹黒く思われるぞ」とアドバイスまでして許しちゃう勝秀吉。

やっぱり器がでっけぇなぁ!

と、今週も勝秀吉に惚れ惚れとして迎えた今週大河。


相変わらず、女性パートがかったるいことこの上ありません。

腹に一物を隠し持っていることを、まるで隠さない茶々のドヤ顔や、天下人の前でギャンギャンと騒ぎ立てるおねさんの侍女にげんなりした後、

無茶苦茶能天気に京に上ってきた光&糸にげんなり。
あなたたち、人質として上洛させられたの、分かっているのかと。。。
(「何かある時は、自害して果てる覚悟でございます」と、悲壮な覚悟で京に上って行った愛姫とはえらい違い)

秀吉の、茶々ねこっ可愛がりシーンも相変わらずで辟易していたのですが、「おねさんは私と鶴松が嫌いなのよ! だから、鶴松に何するかわかんないわ!」とか茶々がほざいた途端、目の色変えて、「いくらお前でも、おねのことをとやく言うのは許さん」と、秀吉がきっぱりと言い切った時は、スカッとしました。

秀吉にとって、おねはもはや恋愛感情、女房という枠を超えた存在……一番の戦友、腹心ともいえる相手ですからね。
だからたとえ、茶々が相手だろうと、おねの悪口は許さないってのが……普通に、猫っ可愛がりしたり、甘い言葉を囁くよりもずっと深い愛情が感じられてよかったです。

(ってか、茶々。いつもあんなに厚顔無恥なのに、秀吉がガチ怒りしてる時は、素直に謝るんですね。引き際の空気は読めるようです)


で、対する男性パートは……
ついに、三成までもが官兵衛に引っ張られて、気に入らない奴には顔近づけてガン飛ばすチンピラになってしまいました。
 チンピラ官兵衛に何されようが揺るがないあなたが好きだったのに!

けど、いくら三成が気に入らないからって、三成が失敗しそうだなというのを薄々察していながら、「攻略は三成殿に任せては?」とか勧め、その後、舌の根の乾かぬ内に「北条家の本領安堵してあげて!」ってねぇ……。
気に入らねぇ味方は負け戦させて、兵を無駄死させても構わないけど、敵方には情けをってか?

それって、軍師としてどうなの???
(三成が失敗したの聞いて、ニヤッて嗤ってたし)

ってか、ここで秀吉が「……本領安堵だぁ?」と物凄く難色示してるのに、何も察しないのが痛過ぎて。。。
嗚呼、こいつは宇都宮の一件からは何も学んでいない。。。

で、今日も張り切って「突撃☆敵地訪問」を敢行!

もう……毎回毎回何なんだよ、お前‼ と、怒鳴りたいところですが、紀行でも「単身交渉に向かった」と言っているのだから、今回は史実なのでしょう。

が! 史実だとしても、今まであんまりにも連発し過ぎているので、ちっとも盛り上がりません。
単身乗り込んでも大丈夫なように根回しを重ねるシーンも皆無なので、相変わらず無鉄砲極まりないし(有岡城から何も学んでいない)、説得する内容もやっぱり「生きられよ!」「天下のために!」です。

あんな説得で折れりゃ、世話ねぇよ! と思うわけですが……やっぱり何でか相手は折れて降伏。

→ サスガカンベエジャア! わっしょい! でも、やっぱり俺、心変わりしちゃった。氏政たちは切腹ね★ 

→ そんな! あ、あんまりでございますぅうう‼

→ 官兵衛様は一生懸命助けようとしたんです! それなのに、秀吉&三成が台無しにしたんです! 官兵衛様は悪くない。全部全部秀吉&三成が悪いんです‼


まんま、宇都宮のデジャヴ!!!!


これでは、官兵衛は宇都宮の件から何も学んでいないことになってしまいます。

辛かっただ何だとその時はほざいていたけれど、結局は彼らの心には何も残らない出来事。

いや……宇都宮だけじゃない。有岡城のことも、赤鼻殿から「お前の勝ちだ。しかし、お前の父なら負けていたぞ」と言われたことも……何もかもこの主人公の心には残っていない。

だから、その場で反省&悔しがるポーズを見せても、次の週からは彼らのことを思い出しもしないし、同じ過ちを何度も繰り返す。

どうせ今回のことも……来週になれば、北条? なにそれ? 美味しいの? 状態でしょうし。

でも、それはしょうがないんでしょう。なにせ、この主人公はそれが自分のせいだとは露とも思っていない。

北条のことも、宇都宮のことも……何もかも、秀吉&三成が悪い。俺は何も悪くない。

だから思い出しもしないし、もう二度とこんなことが起こらないようにするには、どうすべきか考えもしない。

そんなものだから……官兵衛がいくら打ちひしがれるようなポーズをとっても、毎回心に響かないんですよね。



>web拍手レス
10月2日20:19 kou様 
いつもコメントありがとうございます。ようやく夏風邪が治ったと思ったら、今度はご同僚から……。風邪が流行っているんですね。どうぞ、ご自愛ください。連載のほうもお付き合いいただきまして、ありがとうございました。ここまで趣味に走りまくったファンタジーは初めてでしたが、ちょっとでも楽しんでいただけたら幸いです。おはぎは……風邪気味だから少しはセーブされると思ったんですが……というか、「300しか」の時点でもう色々感覚がマヒしてしまっています(苦笑)現行大河、男性陣もひどいですが、女性陣のひどさがきつ過ぎてヤバいですね。愛姫や喜多の健気さ、聡明さを見た後だけに、落差が激し過ぎて……(独眼竜の今回だって、黒田家だったら、政宗は侍女引きつれた愛姫と喜多から吊し上げ喰らうってことですからね。。。oh...)小田原攻めはほんのちょっと前に独眼竜で見たばっかりですが……どうなることやら(遠い目) 

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角さんは来週で退場なんだろうか。。

政宗、なんというきかんぼう。。。
秀吉に好き勝手されて気に入らねぇと、おいたしたばっかりに……で、裏切り者の身柄をしっかり確保していなかったばっかりに、絶体絶命の大ピンチに。
愛も替え玉じゃねぇのって疑いかけられちゃってさ。悪い夫や!
(しかし、この時の愛も相変わらず素敵でした。弁明については全てを喜多に任せ、自分は黙ったまま……そして、秀吉に言われたことだけを端的に答える。上に立つ者が気品が感じられてよかったです。それに対しての秀吉も怖さがありながらも小粋でよかったです)

「政宗、天下を獲りたくないのか。俺を撃て!」と叫んで死んでいった親父の回想シーンが流れると、言葉にはしていないけど、後悔の念とともに、こんなところで終わりたくねぇ! という憤りがビシバシと伝わってきました。

こんなふうに、言葉では語らずとも人物の心情が手に取るように分かるのはいいですね。


さて、そんなこんなで現行大河。
正直、今回いらなかったんじゃないのかと思ってしまったり。。。

いや、歴史的には色々動いていますよ? 官兵衛の隠居だったり、鶴松誕生だったり……でもね、全然心が盛り上がらないのです。

冒頭、前回ラストの「次期天下人は官兵衛!」シーンから始まりましたが、領地替えされて、佐々と同じくらい……いや、それ以上に醜態(宇都宮に何度も勝手な安請け合いして放置した結果、宇都宮は地侍使って挙兵&最後は息子に尻ぬぐいしてもらう)晒しまくったってのに、佐々は切腹で、官兵衛は天下人??? 全然説得力ねぇ!
ってか、「こいつは天下を狙ってるんじゃないか」って疑ってる家康から、この話聞いてゴックン鵜呑みにする時点で、天下人の器じゃありません。少しは疑え!!

その後、鶴松誕生を機に長政に家督を譲り、隠居を決意します(今更ですが、秀次はいつになったら出てくるのでしょう? このままだとパッと出てきて、五分で退場だなんて目に。。)

が! そういうことはお披露目する前に、個人個人に伝えて根回ししておくものです。
長政は皆の前でいきなりそんなこと言われても、毅然とした態度がとれんでしょうし……何より、長政は家臣どころか侍女にさえそっぽを向かれるほど、黒田家中から総スカン食らってるんだから、誰もついていかないよ。

案の定、長政は「僕には無理です!」と取り乱すし、家臣もそんな長政を「やっぱあいつアホや」というような目で見ていて……「大丈夫じゃ」という言葉にまるで説得力がありません。

長政を教え導いてやらないと、という光さんの言葉に、「人に教えてもらって分かるようじゃ駄目だ。自分の力で考え、力をつけていかないと」と返したのもね。いや、お前の親父は優しく色々教えてくれて、たくさんフォローしてくれたじゃないかってのは元より、一個人でのことなら正しいけど、黒田家の当主でそれは許されません。
ちょっとしたミスでお家断絶ですからね(それでなくても官兵衛が秀吉に喧嘩売りまくって、仲が険悪になっていってるのに)

失敗から学んでいったらいいさなんて、悠長なこといってられないんですよ。御家第一だってんなら、世代交代がスムーズにできるよう、影ながら長政に助言したり、家臣たちへの根回しとかして、全力で長政をサポートしろっての!
必殺技が「突撃★敵地訪問」と「生きられよ!」しかないくせに、「俺が優秀過ぎて、秀吉様を警戒させちゃうからさ(キリッ)」とか、どや顔で言ってる場合じゃないぞ!

と思っていたら、「秀吉様は、黒田にはお前たちみたいな優れた家臣がたくさんいて羨ましいと言ってました!」「嗚呼、俺たちが優秀過ぎるのが、仇になったなんて!」とか言い出す黒田三人組に、盛大に噴く。

単なる官兵衛のイエスマンで、官兵衛がいないと何も決断できない(「殿のお帰りを待ちましょう!」「すぐ殿に知らせましょう!」しか言えない)、官兵衛自身以外はどうでもいい(官兵衛が幽閉されたとき、官兵衛不在の黒田家を支えなきゃいけなかったのに、それを華麗に放り出して、有岡の城下町で一年も油を売る&跡継ぎの長政を支える気ゼロ)
そういう家臣を優秀とは言いません。なのに、自分たちは天下人に恐れられるほど優秀だと思ってる。さすが、何もかも自分が正しいと信じて疑わない男の家来です。

んで、極めつけが秀吉への諫言……いや、あれは単なる本音丸出しの文句ですね。岡田さんの演技的に、命がけの諫言としたかったのでしょうが、だったら方便や嘘を駆使するとかしろよ。口調も態度も喧嘩腰過ぎるし、言ってる内容も単なる一般論、感情論でしかないし、何よりありのままの気持ちを伝えれば分かってもらえるって考えが甘過ぎる。
秀吉は友達じゃない! 上司だから!!!

というか、秀吉を諫められるのが官兵衛だけというのが激しく違和感。いや、秀長差し置いてそりゃねぇだろ!

(しかし、この大量虐殺。竹中秀吉だと「ご乱心や!」と思うのに、勝秀吉だと通常運転に思えてしまうから恐ろしい。「百人程度でガタガタ言うな」とか言っちゃっても、「そ、そうですね(震え声)」としか返せない。いやホント、格が違います)

と、相変わらず官兵衛に何だかなぁだったわけですが、それ以上に見ていて辛いのが女性パート。

「私、企んでます!」とはっきり顔に書いてある茶々は、全然可愛く見えないし、そんな茶々に「ちゃちゃちゃちゃちゃちゃty…略」と顎で使われまくる秀吉も色ぼけ老人にしか見えなくて、この二人のシーンはとにかく不快。
(というか、秀吉の奇声を発して怒鳴りまくるあの演技、どうにかならなにものか。。。)

子が産めない&茶々に好き勝手されて傷ついているとおねの事情を知らされていながら、「跡継ぎ誕生だなんて、おね様はさぞかし喜んでらっしゃるでしょうね♪」だなんて本気で言えちゃったり、先週散々長政を家臣の前でこけ落として、家中においての長政の地位を著しく下げておきながら、「長政なら大丈夫だ」って夫の言葉に「そうね♪」と笑顔で頷いちゃう光さんも、

先週宇都宮のことで義母と侍女たち総出でつるし上げ、夫の心とプライドを踏みにじりまくったくせに、「あなたが立派な当主になれば、死んでいった者たちも報われる云々」と……この女の中では、宇都宮のことなんてもう忘却の彼方なんだなというような無神経なことをほざき、
二回も「お前がアホなことしたせいで、侍女が逃げた」と奥の仕事を放り出したくせに「奥の仕事が勤まるか? 何とかなるでしょ。あーーーおいしーー↑↑↑」と品のない大声を発する糸も……もう出てこなければいいのにと思うくらい不快。

素敵な戦国の姫が見たい……そして、ゾクゾクするような知略が見たい。。。

でも来週、小田原が一回こっきりで終わりそうだし……ここまでくると、せめて小田原行きを渋っている政宗を、官兵衛が「生きられよ!」と説得したってことにならないことを祈るのみです(←もはや、そのレベル)

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長政、よく家出しないな。。。

愛が可愛過ぎて辛い。。。なんだ、あの健気さ。そりゃ、政宗も力の限りガシッ! と抱き締めたくなるYO!
しかし、あんなに愛を愛してるくせに、愛が人質に行った途端、領民扇動して秀吉に喧嘩を売るのが政宗クオリティ。
どう見ても好意的に忠告してくれてる蒲生さんや浅野さんにまで、「俺には俺の流儀があんだよ!」とか言っちゃったり。

それでも、何でか肩入れできちゃうんだよね。ラストの毒見シーンで、毒なんか入ってないのに腹痛を起こす芝居をして、蒲生さんたちをビビらせたとこなんか痛快。してやったりとか思っちゃったりして。

これは多分、喧嘩を売ってる相手が勝秀吉だからでしょう。
あんなにも強大で恐ろし過ぎる相手に、危険も顧みず喧嘩を売って……伊達じゃのう! ってなもんです。

やはり、敵役が強ければ強いほど、燃えますね!


……さて、そんなこんなで現行大河。

良かった箇所としては、官兵衛が自らの手で宇都宮の倅を葬ったことと、独断で宇都宮を討った長政に対して、「卑怯なことをして!」だの何だの叱らなかったことですね。
もうね、これをしてたらもう救いようねぇなと思っていたので、ここだけは良かったです。

(まぁ、あんなに躊躇していたくせに、殺す決意をした過程が何ですっ飛ばされてんだよとか、殺すんなら何も知らせずに殺してやるべきだったんじゃないの? とか……何なの? 「秀吉の命令で、お前の親父殺したから。んで、お前も腹斬ってくんない?」とかほざいて軽く絶望させてから、ゆ~っくりと脇差で首刺してじわじわ殺すとか……。
官兵衛は悲壮な顔をしてましたが、相手に悪いと思ってんなら、一思いにさっと殺してやるのが情けってもんでしょう? それなのに、「秀吉様が言うから殺したんだ」と言い訳したり、殺すの躊躇って、余計に苦しませたり……単に、「嗚呼! 俺はなんて悲劇のヒーローなんだ!」と自分に酔ってるようにしか見えんかった)


でもね、あとがね、もうね。。。

まずは、又兵衛。
宇都宮を騙し討ちにした長政に対し「何ということを! これで黒田の豊前での評価は地に落ちた!」だの何だのと正義面してほざいたのにげんなり。
何ということを! も何も、じゃぁどうすりゃ良かったんだよっ? 代替案もないくせに長政を責めるな! ここは、長政の言う通り「黒田の家が潰れたら元も子もない」んだよ!

それだってのに……「なぜ、この又兵衛にその任を任せてくださらなかった! 喜んで若の代わりに泥を被りましたのに」って怒るんならまだしも。。。

こいつは前回も、宇都宮の罠に気づいていながら、その説明を一切せず「殿が帰ってくるまで待ちましょう!(訳:お前みたいなアホじゃ何もできねぇよ。官兵衛帰ってくるまで何もすんなpgr!)」だなんて、どう考えても長政を煽るようなこと言って、長政を城井谷に行かせていましたが……

どうも、この又兵衛は、官兵衛が評価するほど優秀には見えません。長政が「死ねばいいのに」って思うほど嫌いでイジメてるってんならまだしも……そうじゃないなら単なるアホです。

しかし、又兵衛なんてまだ可愛いほうでした。

今回最も嫌悪感Maxだったのは、断然光さん&糸です。


親父の尻拭いで、自ら泥を被った息子に対して、「なんて酷いことをしたのです!」と怒鳴り散らし、勝手に所領安堵&家臣にしたら許してあげるvと安請け合いした夫の所業を棚に上げまくって「本領安堵を約束しておきながら反故にした秀吉様が全部悪いのに~!」とか喚き散らした段階ですでに、うへあ状態だったのですが、その後。

城井谷を討伐し、くたくたになって帰ってきた夫を出迎えもせず、「飯は?」と聞けば、「お前なんかの飯を作りたくないって、侍女全員がボイコットした」と、いけしゃあしゃあと語り、その後は侍女たちを引き連れた光さんまで出てきて、全員で吊るしあげながら「鶴姫を助けないなら、許さないんだから!」? ……( ゚Д゚)ハァ?

先週、「私たちは、殿とともに戦っておるのです。だから、しゃんとしてください!」とかほざいていたくせに、傷ついた夫の胸中を察するどころか、奥の仕事全放棄して、「よく分からんけど、鶴姫可哀想だから逃がしてやって」? ……(# ゚Д゚)ハァ?

「お前は何を言って~」のAAを張りたい気分。

長政がどうして、騙し討ちだなんて汚い手を使ってまで宇都宮を討ったのかも、宇都宮の残党を生かすことがどれだけ危険(秀吉の命に背いた&いつか黒田の仇討に来るかもしれない)なことかも、こいつらまるで理解していない。

さらに、助けたって言っても、はした金渡して身一つで追い出しただけ。
城持ち大名の姫が身一つで投げ出されて、この乱世を生きていけるとでも? どう考えても無理だろ! すぐ野党に捕まって、○○されて××されるんがオチや!!

自分たちが手を下さないなら、ノーカンってか?
  
こんな安っぽい善意のために、御家が潰されるかもしれない要求を奥の仕事ボイコットしてまでするなんて、滅茶苦茶です。

なのに、「逃げました」とドヤ顔で官兵衛に言うもんだから、もう胸糞悪くって。。。
何なんだ、この女。とマジで思ってしまいました。

ってか、「逃げた」ってことにすれば、秀吉は許してくれると思ってる時点で、全員頭の中がお花畑すぎます。
 (ついでに言うと、「敵の情けは受けぬ!」という鶴姫に対し、「生きられよ。死んだら仇討もできぬぞ」とかほざいて説得する又兵衛にまたもげんなり。こいつは誰に対しての「仇討」と言ったのでしょう? まさか豊臣家じゃないよね? それだったら、マジで救いようないんですけど)

でも、結局秀吉は簡単に許しちゃうんだよね(ついでに分かりやすくクズになっていくんだね)
おまけに朝鮮出兵のことを聞かされた時も、「民の暮らしぶりを見てみろよ。駄目に決まってんだろ」だなんて、ドストレートに正面切って反対しても全く御咎めなしで……なんてイージーモードなんだ。これなら、宇都宮斬らなくても許してもらえたんじゃね? と思えてしまいます。
(そういや、秀吉と話している時に、「口をはさむな! 俺は今秀吉様を話してんだよ!」と三成を怒鳴ったのには噴きました。いや、お前だってこれまで何度秀吉と話してる三成の言葉遮って、話に割り込んできたよ? 自分はよくて三成は駄目なのか!)

で、その後で、秀吉が死んだ後、天下を獲るのは官兵衛! とか言われても、全然説得力がないっていう。。。

ということで、今回は非常に胸糞回でした。
もう……息子or夫を侍女たち引き連れて集団で吊し上げるの図が破壊力あり過ぎて。。。

この分だと、長政が糸を○○する回が来ても、「よかったな、長政! これでようやく糞嫁から解放されるぞ!」とか思ってしまいそうです。


 
 >web拍手レス
9月17日00:04  kou様
いつもコメント、ありがとうございます。独眼竜はまさに神回でしたね。首元をビシッと叩くシーンは何度見てもゾクゾクしてしまいます。小十郎との主従愛も痺れました。それなのに……今週大河。独眼竜と放送が一日違いな上に、やっている時代もほぼ同じだから、どうしても比べてしまい、見苦しさが二倍三倍に。。。おっしゃるとおり、目上の者への態度が全然なってません。何なんでしょう? 主筋に対しての、あの「昔から知った仲じゃん♪」という馴れ馴れしさ。ああいう尊大で無礼な態度ばかり取るから、主人公サイドに好感が持てないんですよね。それから、宇都宮謀殺。これまたおっしゃるとおり、もうちょっとどうにかできなかったんでしょうかね。息子に好き勝手された時点で、官兵衛もいよいよ能無しになってしまって……どうしてこうなってしまったんでしょうねぇ。。。

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長政、いじめられ役。汚れ役←New!

今回の独眼竜「天下人」回が神回過ぎて辛い。。。

真の天下人……化け物っぷりに圧倒され、愛姫が愛らし過ぎて生きるのが辛い! となり、最後は小十郎との主従愛に昇天。

脚本、俳優、演出……全部完璧過ぎてね、もうね……二回も見ちゃった。

嗚呼! やっぱ大河ドラマって面白い!!!! と、悦に入りまくった後での現行大河。



ドラマ<宇都宮の件は全て、秀吉&長政のせいです!!! 官兵衛様は何一つ悪くありません!!!!!

( ´_ゝ`)……うん、知ってた。。。


知ってたよ。このドラマには、「主人公は絶対正義」「どんな手を使ってでも、どう考えても辻褄が合わなくなっても主人公に泥を被せない」という超強力縛りがあるからね。
こうなるだろうってさ。でもね……。。。

ドラマ内ではそういうことになっていても、見てるこっちは全然そう見えないんですよ!!!

冒頭、長政が敵の罠に嵌って突っ込んでいったという知らせを受けて、「今助けに行っても、いたずらに兵を失うだけ。捨ておけ」と、あっさり長政を見捨てる官兵衛。

今まで散々……上月城攻めの時とか、「いくら大軍に囲まれてるからって、仲間を見殺すとかないわ! 信長様マジ鬼畜!」と信長をdisり、上月城の人たちを助けようと奔走したくせに、自分の嫡男はいいんかい! 跡継ぎだろ? 熊ちゃんがいるからいいってか? どんだけ長政が嫌いなんだYO! と思ってしまう。
(ってか、賤ヶ岳などの活躍一切カットな上に、誰もが「罠じゃん!」と分かるのに、一人分からないアホの子描写される長政が憐れ。そして、罠だと100%分かっていながら、命をかけてでも長政を止めなかった又兵衛も、もれなくアホの子にクラスチェンジ)

一応、長政が帰ってくるまで心配している素振りを見せ、帰ってきた長政に「どうして負けたのか考えろ。そして、次どうやったら勝てるか考えろ」と諭しはしますが、今まで長政に何も教えてこなかったくせに、考えろも何もありません。
おまけに、小早川さんたちとの会合の場にやってきた長政に対し、いきなり「宇都宮討伐プラン考えたんだろ? ここで話してみろよ」とか言い出す官兵衛。

誰もが罠だと分かる罠にも気づけなかったアホの子に、天下随一の智将たちの前でプレゼンさせるとか、鬼畜過ぎる。

そして、こんなとこでまさかそんなこと言われるとは夢にも思ってなかった&まだ何も考えてなかったっぽい長政が、涙目になりながら、又兵衛から聞かされた兵糧攻め(官兵衛の策)を震え声で話す姿が何とも憐れ。
 
しかし、叛旗を翻した宇都宮に秀吉は激おこだから、早く何とかしたほうがいいよと、安国寺さんに助言されたので、長政の兵糧攻めプランはあっさり蹴り、「じゃあ、宇都宮。俺の家臣になれよ。そしたら、今の領地に住まわせてやるから」という約束を勝手に結び、宇都宮を家来にする官兵衛。

「同じことを繰り返す気か!」と長政にパンチとともに見舞ったその言葉を、そっくりそのまま返したい。
「本領安堵? 大丈夫大丈夫。俺に任せておけって!」と安請け合いした結果、どうなったか……何も学んでいない。

早く宇都宮を討って、豊前を平定しろと言っている秀吉が、そんなことを許すと本気で思っているのでしょうか? 思ってるなら、本気でb…略
(そして、あんな手酷い裏切られ方したのに、「これも官兵衛のおかげ…」とか言い出す宇都宮一家に、うへあ。。)


やっぱり秀吉は許しません。さっさと宇都宮を斬れと言ってきます。当然ですね。
けれど、そんな秀吉の命令を、血迷った暴君による暴挙のように捉える黒田家家中。……いや、分かってないお前らのほうがおかしい。

そんで、長政抜きでどうしようと話し合いが行われ、善助に秀吉の説得に向かわせるのですが……これがまたね、全然説得できる気がしない。
小十郎が行ってきますって言ったら、小十郎なら絶対やってくれるという実家のような安心感があるのに、なんだこの違いは。

で、案の定、善助は秀吉を説得することができなかったのですが……説得内容も主同様酷かったですが、その時の秀吉に対しての態度があまりにもフレンドリー過ぎて噴く。
相手は天下人ですよ? いくら何でも頭が高すぎる。勝秀吉に対しては皆、頭を上げることさえ恐れ多いって感じだったのに
 
ついでに言うなら、秀吉、羨ましがることありませんよ。黒田家家中にはろくな家臣がいないので(官兵衛がいなきゃ何もできない&官兵衛イエスマンばっかり)

そして、やっぱり長政抜きで、善助の報告を受け、さてどうしたものかと考える官兵衛……て、いや、ここまできたら道は一つしかねぇだろ。何悩んでるんだと思っていたら、ここにきて、官兵衛が今まで悉く長政抜きでこの件を進めてきた理由が明らかに。

宇都宮騙し討ちを、全部長政のせいにするためでした。

……ハハ、そういうことかよ。そうだよね、長政同席させてたら、騙し討ちに官兵衛が一枚噛んじゃうもんね。だから、同席させるわけにはいかなかった。
意図は分かります。しかしその結果、官兵衛が心優しい名将に見えたか。答えは断然Noです。

さらに言うなら、汚いことは全部他人にやらせるばかりで、自分の手は一切汚さず、綺麗事しか口にしない官兵衛よりも、黒田家のためなら、自分の手を汚すことも厭わない長政のほうがよっぽどましに見えました。
親父よりもずっと、腹芸ができてましたしね(まぁ家来の動揺っぷりはおいおいと思いましたけど……)

ということで、今回も「主人公絶対正義」縛りのせいで散々な回でした。

ホント、あの縛りどうにかしてほしい。
その縛りがある限り、戦国時代なんて描けませんよ。戦国武将に清廉潔白な善人なんかいないんですから。



>web拍手レス
9月8日23:20  kou様
いつもコメント、ありがとうございます。お体のほう、治ったのなら幸いです。どうぞこれからもご自愛ください。今週の独眼竜、おっしゃるとおり、政宗が利家たち相手に演説ぶつシーンは痛快でしたね。台詞といい、リズムといい……で、一番びっくりなのが、政宗が言ってることのほとんどが嘘だということ。本当に痛快。そして勝秀吉、即無礼討ちされそうな怖さ。分かります。勝秀吉はあの威圧感と緊張感がたまりませんね。真の天下人とはかくありやと思わせてくれます。こちらはホント、毎週楽しみです。それに引き換え、今週大河。おっしゃるとおり、親父の凄さを見せるために息子を踏み台にするのはやめて欲しいです。「平清盛」でもきつかったですが、あっちはまだ、清盛も悪く描いていました。しかし、今回の大河は意地でも主人公に汚いことはさせないようですから、汚れ役さえ息子に押しつけるのかと思うとねぇ。これまたおっしゃるとおり、長政よくぐれないですよね。。。
 

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