忍者ブログ

壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

茶々の棒読み……もうちょいどうにかならないかしらん。。。

いやぁ、今週の独眼竜すごかったなぁ。

東北で大暴れしていた政宗がついに全国デビュー! 
利家や家康といった名のある武将たちと堂々と渡り合い(尊大になり過ぎず、かと言って卑屈になり過ぎてもいけない、絶妙な振る舞い、腹芸……あの駆け引きシーンはゾクゾクしました)
「お? なんだ、結構上手くいくじゃねぇか」と、ちょっと調子に乗ってきたところへのラスト、ラスボス・秀吉との初対峙シーン。
「あ……こりゃやべぇわ‼」という政宗の悪寒っぷりが、手に取るように分かって……今回は、全編通してここまでの前振りにすぎなかったと思い知る。
それだけの衝撃を、物言わずとも佇まいと睨みだけで表現できてしまう……さすが、勝さん! ぱねぇっす!!

来週は、大河屈指の名シーン・秀吉との初対面。嗚呼! 来週が待ち遠しくてしかたない!!!!


……なんて、勝秀吉の迫力に痺れ過ぎた翌日に迎えた現行大河でありますが。。。

初っ端の、露骨なまでの「独裁者・秀吉が全部悪い!」「伴天連追放令は完全な間違い!」「伴天連は一方的な被害者!」描写にモヤモヤ。

先週秀吉も言っていましたが、伴天連は九州でかなり好き勝手やっておりました。

(このドラマでは奴隷売買については完全スルーしてるけど)
寺社をぶっ壊して教会立てる。金貸して借金の肩に領地を巻き上げる。立派な大砲積んだ鉄船持ってる。おまけに、秀吉に敬意を払わない。

ここまでの要素が揃っていたら、秀吉が追放するのも当然です。
(そんな秀吉の危惧を、官兵衛は「気のせいです!」だなんて……お前、キリスト教に洗脳されとるやん! と思わず突っ込まれそうなこと言って止めてましたけど。。。)

それなのに、あたかも伴天連側には何の非もないような描写をして……なんだかなぁと思ってしまいます。
歴史的に見ても、秀吉のこの判断は英断なのに……やはりあれですか? 官兵衛がキリシタンだから、「伴天連のほうが悪い」ってやると官兵衛に都合が悪いからって奴ですか? だから秀吉に悪役になってもらおうって? 
 
そういやあれだよね。今週も秀吉sageに必死だったね。けど……もう少しどうにかならなかったのですか?
「俺に従わない奴はぶっ潰す★」を馬鹿の一つ覚えみたいに連呼しまくってた気がするんですけど?

分っかりやすい悪役台詞喋らせて、悪役だと印象付けたいのは分かりますが……もっと他にバリエーションはないのか。。。
 
とはいえ 、いくら台詞が悪役仕様でも、やっぱりやってることは至極まともなのが、今作の秀吉クオリティ。

伴天連を追放したのも、宇都宮の領地替えも(自然の要塞であるあの場所に、外様を置いておくわけにはいきませんから)理に適っているし、
官兵衛を九州に領地替えしたのも、官兵衛を疎んじたからではなく、先を見越してのこと(おそらく朝鮮出兵のことでしょう)だし。。。

ホント、色々とちぐはぐな秀吉。これも、ただただ官兵衛を悪く見せないためだけに……ってのがねぇ、ホント……(遠い目)

そしてこれは、黒田家家中においても同じ。
官兵衛が宇都宮と戦わずして説き伏せようとしていたのに、長政が独断で宇都宮を攻めてしまったということにしてしまいました。

しかし、いくら全責任を他人に擦り付ける&周囲を小物に描くなどして、「官兵衛悪くない!」を声高に主張しても、やっぱり官兵衛が正義に見えないのが、今作クオリティ。

「私は褒美のために戦っているのではありません。天下泰平のために戦っているのでございます(ドヤァ…」
と、言っておきながら今回、秀吉から「豊前やるよ」と言われ、一応「え~じゃぁ、宇都宮はどうなんの?」と聞くには聞くけど、豊前いらねぇとは一言も言わず、ちゃっかりいただいちゃう官兵衛。
前回も断ったんだろ? だったら今回も断ったら?
(……それとも、あれですか? 「今度の領地、元の領地の三倍だって? やったぁあ!」と喜びまくってる家臣たちの場面が挿入されたから……僕はホントは欲しくないんだよ? でもほら、可愛い家臣たちが欲しがってるから……彼らのためにしかたなく、とでも言いたいとか?)


んで、宇都宮に本領安堵を安請け合いして果たせなかった上に、代わりに豊前をいただいた分際で、今回も大好きな「突撃★今日の敵城訪問」を敢行。
そして、偉そうに「さっさと俺の土地から立ち退けや、おらぁ!」だなんて……さぁ! 怒りに任せて俺を斬ってくれ‼ と言わんばかりのことをのたまう。

「俺の土地だ? ふざけんな、この野郎! 本領安堵してくれるって言ったくせに、よくも俺を騙したな!」と至極まともな怒り方をする宇都宮(中の人がとっても頑張ってる)に対して、


「しょうがねぇだろ! 秀吉様がそう言ってんだから!」と、全部秀吉のせいにして逆切れ。

約束を果たせなかった己の非については、華麗にスルー。詫びもしない。実は説き伏せる気ねぇだろ、お前。

こんなの、普通なら斬られます。しかし、絶対斬られない。
なぜなら、俺には史実と脚本家の加護を受けている。だから、どんな暴言吐いたって平気さ★
意気揚々と帰っていく官兵衛の姿が、そう言ってるような気がしてしかたなかった。

その後は、お得意の長政いじめが続きます。

宇都宮をこのままのさばらせておいては、地侍がつけあがるし、秀吉への心証を悪くするのでは? という、とても真っ当な長政の問いに、「力でねじ伏せては駄目だ」という具体性の欠片もない精神論を……たった今、秀吉の威光をふりかざして「とっとと出てけ!」と宇都宮を恫喝して煽ってきた口でのたまう官兵衛。

それからも、「あの土地は攻めづらいから」と攻めるのは止めるけど、別の宇都宮攻略を講じるでもなく、放置プレイを続ける官兵衛。

すると、官兵衛が豊前を出た隙をついて、宇都宮が他の地侍たちと呼応して挙兵。
長政が挙兵しようとしたら、「落ち着けよ、くそが!」と……攻める以外の明確なプランの説明を長政にしていなかったどころか、放置して挙兵されたくせに何言ってんだ! と言いたくなるようなことを言って、長政を叱責する官兵衛。

官兵衛がいない時に挙兵があると、「殿のお帰りを待ちましょう!」……つまり、お前じゃ何も出来ねぇから! とほざくばかりのデリカシーの欠片もない黒田家家中。
(独眼竜の家臣たちは、本心ではどうあろうと、嫡男である政宗の気持ちに配慮した発言をしていたというのに。。。)

あと、ついでに言うなら、「長旅、疲れたであろう?」という当主に対して、「ええ、とっても!」と返す糸がね……なんというかね。お前は夫に恥を掻かせているのが分からないのかとね。。。
こういう描写ばっかりだから……あと、長政と仲睦まじくしてるシーンなんか一切なかったから、光さんが「長政、糸に会えてうれしいのね」と言われても全然ぴんと来ない。むしろ、無理矢理「うん」と言わされてる感までして、なんか長政が不憫に思えてしまうっていう。

もうほんと、長政が可哀想! 秀吉のそばにいるほうが、お前は絶対幸せだYO!

そういや、その少し前の、侍女がついて来る来ないエピ……あれ、要りますか?
住み慣れた土地を離れることへの葛藤を表現したいという意図は分かるのですが、あの侍女今まで光さん以外どうでもいいってスタンスの人だったから、ご先祖様の墓を残していくのが気がかりだからとか何とか言われても釈然としないんです。
その後の「残るなんて言わないで! 代わりに私が残るから!」って説得もなんか変ですし……もっと他の表現はなかったのかしら? そして、善助の女房はいつまで光さんの侍女をやってるの? 

ということで、今年も何だかなぁな回でした。
そして多分、来週も……官兵衛は何も悪くないって感じに持ってくんだろうなぁ(遠い目)
とりあえず、宇都宮の中の人がとても頑張っていらっしゃるから、彼を楽しみに来週を待ちたいと思います。




>web拍手レス
9月3日23:37  kou様 
いつもコメントありがとうございます。まだ、体調が優れないようで。夏風邪はたちが悪いと言いますが、どうぞご自愛ください。今週大河、おっしゃる通り、どんな手を使ってでも主人公を正義にしようとする手法、どうにかならないんでしょうかね。。。ここまでくると、ホントどうでもよくなってきます。官兵衛にだって非はあるのにね。そして今回の被害者、宇都宮さん、独眼竜の綱元さんなんですよねぇ。独眼竜を見た後だと、渋みの増したいい俳優さんになったなぁとしみじみ思いました。それだけに、これからが……彼の最期はしかと見届けたいですね。間違っても、「官兵衛、お前に会えてよかった!」が最後の言葉になりませんように! と祈りながら。。。

9月4日14:22  極道ML…大好き♪で、リバ…大好物♪ の方
拍手&「掌」シリーズへのコメントありがとうございます! 気に入っていただけて大変嬉しいです。また、二人の馴れ初め話である「繋いだ手のその先に」にも興味を持っていただきまして、ありがたい限りです! ……しかし、web小説花丸様でのこの話の掲載はもう終了しておりまして、お読みいただくことができません。最初に掲載させていただいた、雑誌の「小説花丸2011年秋の号」を入手して、という手もあるかもですが、さすがにもうないでしょうし……せっかく、興味を持っていただいたのに、大変申し訳ございません。ただ……もしかしたらいつか、リニューアルしたweb小説花丸様にて、掲載されることがあるかもしれません。その時は(有料になってしまいますが)手に取って(?)いただけますと幸いです。   

拍手

PR

茶々とおねのシーンは結構よかった気がします

悪=秀吉&三成

この構図が露骨すぎるくらいアピールされまくった回でした。

二人の演技をもろ悪者にするわ、「俺に逆らう奴は誰であろうと討ち滅ぼす」だなんて、分かりやすい悪役台詞を秀吉に言わせちゃうわ。
 
 「悪いのはこの二人です」「官兵衛は全然悪くないんです」

それをドラマ全体で声高に主張していたわけですが……歴史ドラマを善悪二元論で片付ける趣向の是非について云々以前に、その善悪さえちゃんと描けていないのが何とも。


まずは、秀吉サイド。

島津にボロ糞言われて腸煮えくり返って、一時は「ぶっ潰してやる」と思いながらも、結局は今後のことを考え、本領安堵を約束しました。

播磨に立ち寄った時も、大勢の客と会わなければならないくそ忙しい中でも、ちゃんと光さんたちの元を訪れ、待たせたことを詫びてもいました。
 
今回の目玉、伴天連追放令についても、奴隷売買の件は華麗にスルーされた上に、宣教師の20日以内の国外退去などを強調して、秀吉の非道さをアピールしていましたが
(実際は……「この機に乗じて宣教師に危害を加えたものは処罰すると言い渡しており、強制的にキリスト教への改宗をさせることは禁止しているが、個人が自分の意思でキリスト教を信仰することは規制しておらず、一定の領地を持つ大名がキリスト教信者になるのも認可制(秀吉の許可が必要)とされたが、これも禁止されてはいない。また、下層の民については自由であることを定め、建前としては信仰の自由を保障するものであった」wikiより)

このドラマの中だけで描かれている描写(イエズス会の幹部(?)コエリョの失言オンパレード、「日本の技術では沈めることができない」上に「立派な大砲まで積んでる」ポルトガルの船を渡さない等など)だけでも、秀吉が伴天連追放令を出すのは理に適っています。

さらに言うなら、このドラマの右近があまりにも性悪な偽善者なので、秀吉が「あいつを信用できねぇ」と言ってもしょうがねぇなと思ってしまったり。。。
(「荒木村重を裏切ったのは間違いだった。今度こそ、正しい道を行きたい!」だ? 「光秀の行いはデウス様もお許しにならないでしょう!(キリッ」とか言っておいて!!!)

ついでに言うと、茶々にお熱だった理由が、茶々の中の「信長の血」が欲しかったからってこと。
(「信長様の血が、この秀吉の子に流れる!(感無量)」とか言い出した時は、マジで噴きました。政治的思惑もあるだろうけど、どんだけ信長好きやねんと(爆))


と、こうしてみると、確かに悪ぶっちゃいるんですけど、筋がちゃんと通ってるんです。
だから、あんまり暴君には見えない(まぁ名君にも見えませんけど)


対する官兵衛サイド。

天下人が忙しいってことくらい、ちょっと考えりゃ子どもでも分かるだろうに、「いつまで待たせるのよ! 遅いわね」と愚痴る糸に、「秀吉様はお忙しいのでしょう」と言うばかりで、それを窘めようともしない光さん。
ついでに、糸の侍女(?)は「いつまで待たせるおつもりか? このお方をどなたと心得る!」などと騒ぎ出し……

天下人&上司相手に……この二人(ついでに侍女)は自分たちの立場をどう認識しているのでしょう?

おまけに、一方的に喋って、さっさと帰ってしまったとはいえ、待たせたことをちゃんと詫び、褒美まで置いていった秀吉に対し、「なんて素っ気ないの!」「私たちが領地加増を催促にきたと思ったんでしょう。酷過ぎます!」「秀吉様って変ったわ」と、非難の嵐。

ホントお前ら何様だ状態だとか、秀吉の家臣たちが行きかってる場所でそんなこと言うなんて、うかつ過ぎるだろう! とか、領地加増を催促しにきたと思われた? いいじゃん、オリーブオイルさんはじめ家臣たちは「この前の戦の恩賞なかった。マジむかつく! 働いたんだから、恩賞くれ!!!」って思ってんだから、とか……突っ込んだら切りがない。


で、主人公はといえば、相変わらず息子に対してやたら冷たいし、九州に訪れた秀吉が「お前は秀長とともに動け」と言われて拗ねたり(一体どこの女子だ!)

秀吉&三成との三人との話し合いで、三成が気に入らない発言をすると、一々杖を打ち鳴らしたり、椅子をうち倒したりして大きな音を出すわ、立ち上がって、三成の眼前に歩み寄り、上から睨みつけながら怒鳴りつけるわ。。。
そんな失礼なことされても顔色一つ変えないどころか、官兵衛に対して悪口一つ返さず黙っている三成のほうがよっぽど大人に見えます。

伴天連追放令を止めにきた時も、ポルトガル船を秀吉に献上するよう、相手を説き伏せてきたならまだしも、何もしないで……おまけに、秀吉が危惧している問題についての打開策を何一つ示せない分際で、その発令は思いとどまってくれと言ったって、説得力がありません。
城井の本領安堵についても……それは官兵衛が勝手に取り決めたことですからねぇ。。。

おまけに、「秀吉様は変わられた」と嘆くのは、秀吉が自分の言うこと聞いてくれなかった時で、「秀吉様は昔と変わられてはおられない!」と嬉々として喜ぶのは、秀吉が自分の言う通りにした時だけってのが何とも。。。
しかもこの官兵衛、「秀吉様が俺の言うこと聞いてくれた。良かった!」で思考が止まっちゃって、秀吉がどんな思いで官兵衛の案を飲んだのか、考えようともしない。

そういう奴だから……いくらヒーロー演出して、綺麗な言葉ばかり口にさせようが、官兵衛が善には見えないんですよ。それどころか、偽善者臭が半端なくて、ムカムカくるっていう。。。

来週は城井の件をやるようですが……ここはどう描く気かな? 官兵衛かなりえげつないことやってるけど……多分、長政が全部泥をかぶるんだろうな(遠い目)




8月26日00:01 kou様 
いつもコメントありがとうございます。体調不良ということで……大丈夫でしょうか? まだまだ変な天気が続いていますからね、ご自愛いただけたらと思います。今週大河、私が毛利好きなだけに特に酷い回だと思ってしまいました。いくら秀吉や三成をワルっぽく描いても、主人公があれだと……これからどうなっていくんでしょうねぇ。。。あと更新、楽しんでいただけたようでよかったです。普段オラオラな攻の板垣が受けるということで、嫌な人は嫌だろうなぁと思っていたので。でも、おっしゃるとおり、このリバはジイジの人柄の賜物だと思います。ジイジじゃなかったら、板垣みたいなキャラを絶対受けさせられなかったろうから。さて、次回は新たな扉を開いてしまった二人のその後ですが……話はもうちょっとだけ続くので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

拍手

元春さん、大好きです! だから……

……ショック。。。

消えた……大河感想が……俺の……俺の一時間半が!!!
くそ! なんで! なんでこんなことに……(号泣)

ということで、今回は箇条書き。


・今回よかったのとこ
 
 
 
 ・母ちゃんを人質に出すことに一人泣く秀吉と、それを見つけて寄り添うおね。
 
 ・元春さんのふとした表情の数々(元春スキーなので、脳内補完)

・今週の官兵衛age被害者
 ・家康。初対面の長政相手に、官兵衛ageを延々させられる。
 ・長政。賤ヶ岳の働きとか色々武功を挙げてるはずなのに、この世界では存在しないらしい。
 ・宗麟。「黒田官兵衛は必ず来る!」だなんて叫ばされる。
 
 ・小六。特に仲良かった描写もないのにいきなり「終生の友よ!」とジャイアン化。
 
・地味にイラッ。光さん。
 ・黒田ファミリーで見舞いに訪れて、なぜ誰よりも早くこの人が礼を言われるのか。
 
 ・小六は今、長政と話しているのです。口を挟まないでください。
 ・夫がせっせと戦支度をしているのに、なぜ妻のあなたは何もしないのですか?
 ・「キリスト教のこと、たくさん教えてくださいv」→入信はしないけどな!

・今週の糸姫。侍女と間違われた? 当然ちゃうん?



そして、今週のやらかしたな! 官兵衛。

・キリシタンの大友さんの前でだけ、これみよがしにロザリオをつけてみせる、あざとい官兵衛。

・「家康の器量をどう見る?」という秀吉の問いに、「小牧長久手の戦いであなたに勝ってんだから、すごいに決まってるでしょ!」と、秀吉の立場&気持ちを全く考えない返しをする官兵衛。

・家康を上洛させる策として、旭姫を嫁がせる策を促した時の、「いい策だろ?」と言わんばかりのどや顔。妹を家康に嫁がせなければならない秀吉を気持ちを一切考えてなさそうな官兵衛。

・隆景さんに対して、「元春さんがいなきゃ話になんねぇよ!」と居丈高に怒鳴り散らし、ガン垂れる、相変わらずチンピラな官兵衛。

・「元春のおっさん、いつまで意地張ってんだよ。嫌になるぜ!」と散々悪口言っておいて、実は元春さんが重い病を患っていて、戦に出るに出られない状況だと知っても、誰一人元春さんに対して詫びの言葉を口にしない黒田家家中。

・病身の元春さんに「出陣して死ね!」と鬼のようなことを言う官兵衛。
 
・宗治殿は己が命の使い方を分かってらした! 宗治殿は自害することで多くの命を救ったのです! 天下のために!(`ー´) ドヤッ! 
 
 ファッキュ━━━( ゚Д゚)凸━━━ !!

 お前が……お前が宗治さんの死を語るな! そして、自分のやったことを正当化してんじゃねぇよ! 何が天下のためだ、くそったれ!!!!

・「どうかあなたの命も、この官兵衛にください!」全力で嫌だよ! この偽善者が!!!

・だが、なぜかあの糞のような説得でやってきたばかりか、自分の命を使ってくれとか言い出す元春さん。なんでや!

・二十秒ほどでさっさと済まされる合戦パート。

・島津ファンが見たら号泣しそうな、島津陣営の描かれ方。

・「島津を追い払ってくれてありがとう!」と礼を言ってくる大友さんに、「その言葉、病身を押してまで駆けつけた吉川さまに言ってください」ということは一切言わず、全部自分の手柄にして、感謝の気持ちを独り占めする極悪非道な官兵衛。

・元春さん臨終の場にズカズカと入り込んでくる官兵衛。身内水入らずにさせてやれYO!

・死ぬ寸前、「俺の命は、役に立ったか?」と尋ねる……毛利のために、ここまで頑張った元春さんに対し、「あなたの命は、毛利家を救いました」という言葉を一切かけてやらない血も涙もない官兵衛。

・あんだけ悪口言っといて「吉川さまの死を無駄にするな、おー!」とかやっちゃう黒田家中。
 
・地元のヒーロー元春さんへの惨い仕打ちに、私と父号泣。おのれ、官兵衛!!!

・視聴後、「そういや、元春さんって誰かに出された鮭料理を無理して喰ったのが原因で、死期を早めたって説があったような?」と何の気なしに調べてみたら、その誰かとは誰を隠そう官兵衛だったことに噴く。

・「どうかあなたの命も、この官兵衛にください!」ドン! 鮭料理!


結論:おのれ、かんべえええええ!!!!


 

拍手

このままだと、利休との確執過程なく、即切腹っぽい予感

今週、ほんのちょっとだけ、テレビでやっていた司馬遼太郎特集を見ました。

司馬先生は「竜馬がゆく」を執筆するに当たって、ワゴン車いっぱいの資料をかき集めて読み漁ったり、龍馬の故郷に赴き、龍馬の銅像の前で「全霊を込めて書かせていただきます」と頭を下げられたりしたのだとか。

歴史上の……実在の人物を描くということは、それだけの覚悟と敬意が必要なのだなと、改めて感慨深く思ったものでした。


さて、そんなこんなで今週大河ですが……今回は捨て回。なくてもいい回だった。
なんて思うほど、何の感慨もない回でした。

あまりに何もかもが、ぶつ切り過ぎる&説得力不足過ぎて。。。


まず、秀吉が茶々にべた惚れなこと。

だって、「初対面で『親父の仇!』と斬りかかられる」-次のシーン→「茶々たんサイコー!!! (*´Д`)ハァハァ」ですよ?
なんでそういうことになるのか、さっぱり分からん。

つれないところがイイ! と言っていますが……それだけではあまりにも説得力がありません。

それでなくても、この茶々……連れている幼い妹たちの行く末等、後先考えず斬りかかってくるような考えなしで、養育してやっても「我が父、浅井長政の仇!」とぎゃあぎゃあ喚いてるような子どもで……と、色々やらかしてるだけに、余計。。。

道糞殿に有岡城のことについての話をせがんだのもなぁ。一体彼女は何を思って、そんなことを強請ったんでしょう?

秀吉に嫌な思いをさせたかったからでしょうか? 
しかし、それでは「家臣や家族を犠牲にしておきながら、あんたはなぜまだ生きてるの?」だなんて言葉は出てこないはずで……ってかホント、なんであんな質問したんだか。

もし、道糞殿から「両親を殺した仇に養われているあなたも、私と同じ化け物ですよ」と言われた時、「ええそうね。だからこそ、あなたと話してみたかったのよ」ぐらい返せていたら、あの質問も許せたんですが、「なんと無礼な!」と怒った時点でね……ああ、この娘は自分の立場とかそういうものを何も考えず、ただ……道糞殿を公衆の面前でぼろ糞に貶そうとしたのかと思えて、非常に嫌な感じがしました。

確かに道糞殿のやったことは、人として主として許されないことですが、そのことをネタに、公衆の面前で道糞殿を貶めていい権利なんて、あの小娘にはない。

……と、こんなふうに、私が茶々に全く好感が抱けないので、「ああ、秀吉が突如茶々にお熱になったのは、こんなにも魅力的な茶々に一目惚れしちゃったからか」と脳内補完することもできません。
なので、違和感しかなくてモヤモヤするっていう。。。


と、秀吉サイドは唐突感でモヤモヤしたわけですが、官兵衛サイドは……前々から思っていましたが、この話の中で一番ろくでなしなのは、右近ではなかろうか。

自分も裏切り者だっていうのに「光秀の卑劣な裏切り行為は、デウス様もお許しにならないでしょう(キリッ」と言ったり、
自分の裏切りのせいでだしさんをはじめ、荒木一族郎党処刑されたっていうのに、平気でだしさんの名前を口にし、「だしさんのお子さんが生きてたら、八つだね」とか言っちゃったり……こいつは自分がやったことに対して、何の罪悪感も抱いていないのか。

まぁ、そんなこと言ったら、世捨て人になった道糞殿に生き別れた我が子といきなり対面させて(ってか、八年も行方不明になってた子が、なんとまぁ簡単に現れてくれますこと)「実の我が子に会えたってのに、あいつ俺の子じゃないとかいうんだよぉ!」「マジでぇ? 信じらんない!」だなんて会話を右近としちゃう官兵衛も十分ろくでなしですが。

受け入れるわけないだろ、どう考えても!!! そして、道糞殿に拒否られたら、子どもはどう思うのかとか考えないのか、お前は!

しかし、それでも子供が描いた似顔絵見せられただけで、「すまぬ」と言って息子を抱き締めちゃう。それが官兵衛ファンタジー! 化け物だ何だとほざくなら絵を破るくらいの根性見せろ!
 
しかも、子どもは道糞殿に対して何のわだかまりも遺恨も抱いていないっぽい。それもまた軍師官兵衛クオリティ!

絶対そんなわけないだろ! 母ちゃんや赤ん坊の自分を捨てて、とんずらした親父だってのに、あんなふうに慕うわけがない!

百歩譲って、そういう説明を一切されていなかったのだとしても、「どうして、パパは僕を置いていってしまったの?」とか疑問に思うはず。それなのに。。。

何だか……この子はただ単に、「官兵衛様が道糞殿の心を救ってくださったおかげで、道糞殿は心安らかに退場していった」っていう状況を作るために出てきただけの、体のいい駒にしか見えなくて、なんだかなぁって感じでした。
(こんな中途半端なキャラにするならいっそ、茶器に魅入られて逃げたってことにすればよかったような。己が芸術のために、家臣や家族さえ捨てた男……それだったら「絵が好きなら、とことん極めろ」という言葉が、重く響いたでしょうに)


まぁ、一番なんだかなぁってのは、官兵衛ですけど。
これも、前々からそうですけど、この官兵衛はホームドラマパートでアホみたいに心情垂れ流すのに、策略面では心理描写を一切しようとしない。

例えば、有岡城攻めの時、信長が自分を切り捨て松寿丸を殺そうとしたことをどう思ったか、
またはその後、信長に対しての不満分子(光秀とか)を垣間見るたび、何を思ったか、
本能寺の変を聞いた時、光秀を秀吉に討たせ、天下をとらせようと思った心の流れ。

そして今は、変わっていく秀吉に対しての心理描写が一切ないので、今の秀吉のことをどう思っていて、自分はどうしたいのかってことがまるで分からない。だから、

優れた働きをしても、褒美なんていらない。
自分は秀吉が作る、戦のなき世のために戦っているのだから。

この言葉も訳わかめなんですよ。
心の底から言ってんだか、何か思惑があって言ってんだか。

家臣にもちゃんと説明していないらしく「褒美もらえねぇなんて、秀吉の奴め! 畜生!」と不満たらたらだしさ。
どうして辞退したのか、その胸の内を家臣にしっかりと説明しておけよ! 統率全然取れてねぇじゃねぇか!


で、今回はついでに、道糞殿をどうして助けたのかも「分からない」、そんでどうも今回のメインテーマっぽい、官兵衛がキリスト教に入った明確な理由も全カットで、官兵衛いつの間にかキリスト教入信。

ホント……何だったんだろうな、今回。

と、呆けている間に次回予告。賤ヶ岳や四国攻めは一分で済ませたのに、九州攻めはなんか、丁寧にやるご様子。……なんで九州だけ? 謎だわ。

本来なら、あの戦闘狂一族島津をどう描いてくれるのか楽しみ! と思いたいところなんですが、このドラマだからなぁ……嫌な予感しかしn…略



>web拍手レス
8月12日23:57 kou様
いつもコメントありがとうございます。今週大河、最近の戦シーンスルーっぷりはひどいですね。おっしゃるとおり、派手な戦シーンが無理なら、その戦での官兵衛の活躍くらい最低限見せて欲しいですよね。それを全スルーされた後で「官兵衛のおかげで勝てた!」と言われても全然納得できない。それから、「龍馬伝」のような主人公教や、「平清盛」のような長男を踏み台にして主人公様スゲーをやる演出にもうんざりです。柴田パパは……ホント、最後のあれは何なんでしょうね。あのセリフを出したいにしても回想シーンとかにすればいいのに、後光が差してる中、カメラ目線で話しかけてくるって……もっとどうにかならなかったのか。。。この演出は今回で最後にしてほしいものです。さて、台風ですが、私の地域は直撃を免れた上に、一番接近したのが真夜中だったので、そこまで大変なことにはなりませんでした。しかし、よそは深刻ですね。台風が去った後も大雨が各地で続いていますし……今年は太陽ではなく、雨で殺しにかかってきますね。どうぞ、そちらもお気を付けください。

拍手

イジメ、いくない!

日曜日は用事があったので、一日遅れの視聴&感想です。


今回の見どころ : 竹中秀吉の顔芸

さすが、笑いながら怒る人! 顔はにこやかに笑い、声音も朗らかだってのに、目が全然笑っていない。
特に、「官兵衛の言うとおりにいたす」と官兵衛に笑いかけた時の、血走った目! ゾクゾクきましたそれだってのに、言葉を額面通り受け取って、にっこにこな官兵衛ェ……

これがこれからどんな感じになっていくか楽しみです。

……と、見どころは以上終了。


あとはもうね……はは。。。


まず、アバンタイトルのみで小牧長久手が終了したことに絶句。

いや……確かに私、前回感想でそう予想したけどさ、冗談だったんだよ! そんな、だって……秀次を登場させもせずに……だなんて、嘘だって言ってYO! と、動揺する私に突き付けられたのは、

秀吉が小牧長久手に負けた理由 : 官兵衛がいなかったから&官兵衛の言うこと聞かなかったから。

どうやら、この大河の官兵衛様は全知全能の存在にして、官兵衛様の言うことを聞かないと、物事が全て失敗してしまうようです。

さらに、この後も……

「官兵衛がいたら、こんなことにはなっていなかった!」
「官兵衛の言う通りにしてきたから、これまで全部上手くいってきた」etc…

という、官兵衛ageageの嵐。……気持ち悪いことこの上ない。

官兵衛がいたら勝ってた? 
「助けに来てくれ!」という再三の要請に、「今は戦をするな」と言うばかりで、どうして戦をしてはいけないのか一切説明しようとしない能無しがいても、結果は変わらないと思うんですけど?

おまけに、もう一度家康とやり合う! という主君に対し、「殿はどうして家康に負けたか、お分かりか?」だなんて超上から目線&失礼極まりない台詞を、ぺろんと言っちゃう考えなしで……そりゃ秀吉に疎まれるのもしょうがねぇよ。

秀吉じゃなくて、お前がいい気になり過ぎだ! 何様のつもりやねん!


……まぁ、そうは言っても、秀吉&三成の突然のキャラ変は、違和感バリバリですけど。

前触れなさ過ぎなんだよ! 特に、佐吉! 前回までほとんど空気だったのに、いきなり小憎たらしい悪役キャラになっちゃって……悪いのは全部、三成&秀吉のせい。官兵衛さまは何も悪くない‼ ってことにしたいのは見え見えですが……そうするならするで、もっと段階踏んでほしいです。

(あと、茶々。やっぱり今回も「江」の時と同様、「親の仇だ」何だとぎゃぁぎゃぁ喚くのですね。たまには「秀吉」の時のような、腹に一物抱えながらも、恨み言は一切言わずにこやかに秀吉に従うしたたかな茶々を見たいわ。。。)


で、黒田家家中。
こちらでも、黒田家の失敗は全部長政のせい、官兵衛さまは何も悪くない! ってことにしていくようですが、ぶっちゃけ黒田家家中総出で長政を苛めているようにしか見えない。

領地を治めたことがない若輩者の長政にとっては、長年納めてきた土地を統治するのも大変でしょうに、新天地(しかも黒田家に反発してる)の統治を何の説明もなく丸投げ。

家臣を二人つけてくれるが、その家臣が何のアドバイスもしてくれない役立たずで、長政が悩んだ末に、領民を呼び出して話を聞こうとするが、ここでも何のフォローもせず、長政がカッとなって太刀に手をかけたことを、官兵衛はじめ全員に告げ口。
(勿論、ここでも「父上を愚弄されて許せなかったのでしょう云々」のフォロー一切なし)

糸は、長政の前でこれ見よがしに下働きしてみせて、「どっかの誰かが馬鹿やったせいで、『黒田家では、主を怒らせると斬られる』と言って使用人全員逃げ出したのよ!」と嫌味を言う。
(家の奥をまとめるのは、女房の務めのはずなんですが……この女(ついでに光さん)は、逃げようとする使用人たちをただただ指咥えて見てた(または、繕いものしてた)だけってことですか? で、自分の責務を棚に上げて旦那に文句言ってると? ……長政、早く栄姫と結婚できるといいな(遠い目))

んで極めつけは官兵衛。
何をどうするか何も教えてくれなかったくせに、「ここの領民たちはいまだに反発心が強く、黒田を信じていないってのに!」と怒鳴りあげた挙句(←そんなに大変だって分かってるなら、なんで未経験者の長政に説明一切なしで丸投げしたし!)、統治についての具体的説明は一切せず、「まずは、領民たちに歯向かわれ、裏切られても、こちらは信じぬいてやるのだ!」という抽象的な精神論しか言わない。

そんなんで分かるか! 

なのに、最終的に長政が全部悪かった。さすが官兵衛さま! という結論になっている。
んなアホな!

もう、黒田家家中シーンはやらんで欲しいです。長政いじめがえぐ過ぎて、胸糞悪くなるだけです。

まぁ、こんなシーンのために、四国攻めが一分足らずに終わり、元親が土下座三秒で使い捨てられたってのが、一番胸糞ですけど。

……もう、あれなんですかね。番組資金を水攻めロケに全部使っちゃったから、あとの戦シーンは全部カットにすることになったとか……そういうことなのか?

九州は……何分かな? 三十秒とか? アハハ……(泣)


と、そんなこんなでウヘァしている最中、黒田パパがお亡くなりに。
いやぁ、長生きだったなぁ。普通、父親は十話付近で退場するものですが、黒田パパは三十二話まで……もしかして、最年長ではなかろうか?

大河には珍しい息子溺愛タイプの父ちゃんで、もう少しスパイスが欲しかったなと思わなくはないですが、締めるところはキチッと締めてくれて、そこは好感触でした。

死に方が天地人の兼ちゃんみたいや…とか、最後の後光が差す中遺言言うシーンはどうにかならんかったんかとk…略 とにもかくにも、柴田さんお疲れさまでした。


>web拍手レス
8
522:58 kou様 
いつもコメントありがとうございます。独眼竜、良かったですね! 政宗に頼られてはしゃぐ様といい、兄貴に肉親の情だけでなく、今 の情勢についてきちんと語り、理路整然と和議を勧める様といい……。お東の方の何がいいって、自分の役目(最上家当主の妹として、伊達家当主 の母として)を一生懸命全うしようとしているところ。決して自分のためじゃない。ホント素敵です。愛姫のシーンも良かったです。本当は泣いて 罵りたいだろうに、その気持ちをぐっと堪えて発せられた「母上をお大事に……」という、たった一言。おっしゃるとおり、彼女も立派に戦ってい ましたね。……と、大満足だったわけですが、現行大河はというと……。タイトルに「軍師」と入れてるくせに、清洲会議も賤ヶ岳も華麗にスルー して、いらんラブコメに長々と時間を割くこの構成は何なのでしょう。かっちゃんをモブ扱いしてる時点で嫌な予感してましたが、まさかここまで とは……。で、官兵衛。この段階になってもいまだ「アと雪の女王」の「ありのままの~」ばりに、自分をさらけ出しまくるのはどうなんで しょう。小物臭半端ないです。おっしゃるとおり、中の人が演技を変えてきていますが、こういう態度&官兵衛の活躍シーン全スルー&肉親の情や 綺麗事しか抽斗がない説得力スキルなどのせいで、「さすが官兵衛!」と言われても白けるだけです。来週は小牧・長久手のようですが、どうなる ことやら……

拍手

  

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

フリーエリア

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雨月
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

カウンター

アクセス解析

Copyright ©  -- 壱号ブログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / material by DragonArtz Desighns / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]