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壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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今度の門番はえらく優しいなぁ

先週、無計画極まりないプリズンブレイクを敢行してしまったために、普通の牢から土牢にクラスチェンジされてしまった官兵衛だったわけですが、今週は……

官兵衛を誠実真面目いい人に描いてきたツケが、信長に一気に降りかかった回だったと思います。

このドラマはこれまで、官兵衛を裏表のない物凄くいい人に描いてきました。それこそ、こいつは絶対人を裏切らないって誰もが思えるくらいいい人に。

だから今回、官兵衛は裏切ったりしていないと誰もが分かります。
織田家家臣にちらほら、裏切ったんじゃねぇの? って疑ってる人もいましたが、官兵衛とあんまり関わりないから、これは仕方ない。

でも、信長でそれはいかんです。そりゃ、頻繁に会ってたわけじゃないけど、あんな分っかりやすい善人見抜けなきゃアウトでしょ。

そして、官兵衛が裏切った! 息子を殺せ! と言い出したタイミングも、自分が有岡城攻めで大失敗した直後で、ぶっちゃけ八つ当たり&言いがかり感半端ない(その前の描写でも、討死報告受けるたびにモノに当たりまくってるし)

これで、官兵衛が「信長様はそんなことするほど、愚かでは…」と言っても全然説得力がない。いいえ? そんなことするほど愚かですよ? としか思えない。

これなぁ。官兵衛を最初から胡散臭い、腹に一物抱えてそうなキャラとして描いていれば、信長が「ああ、あいつならやりかねない」と思っても仕方ないよね、となったんでしょうに……ホント、残念。

で、残念と言えば、前回有岡城に侵入した黒田家家臣’s。

なんであんな連中を「商人ですv」と言われてホイホイ信じているんだ、荒木兵! オリーブオイルさんとか、どう見ても商人じゃねぇだろ! とか、

危険な任務に女房連れてくんなよ。何かあったらどうすんだ、善助! とか、

有岡城攻められた時、城下町にいたくせに、お前らなんでそんな他人事みたいな感じなんだよ?! とか

仕官するってあんた、幾らなんでも村重に官兵衛の家来だって面が割れてるだろう! とか、

っていうツッコミもさることながら、何か月も潜伏してるとか……お前ら黒田家での仕事はどうした! 先週、ごっそり人がいなくなって大変! ってなってたんだから、今滅茶苦茶人手不足のはずだろうがよ!
それなのに、何か月も戻らなくて大丈夫とか……この人たちは、いてもいなくても同じってくらい、日頃仕事をしていなかったのかしらん?

そして、やってることも三人でワーワー騒いでるだけだし。本当に、何しにきたんだか。。。


ついでにだしさんもなぁ。村重から「松寿丸は殺されたぞ!」って言われても、本当かなぁ? で済んでたのに、だしさんにあんなふうに謝られたら、官兵衛信じるしかないじゃない。
生きる希望ぽっきり折ってどうすんだ! 自分のせいでって気持ちも分かるけど、官兵衛の気持ちも少しは考えてやれYO!

と、そのへんは色々もにょったわけですが、松寿丸のことで黒田家に謝りにきた秀吉のシーンは見応えがありました。
普通なら、手紙ですませるだろうに、自分から会いに行って面と向かって謝るってのはなかなかできることじゃない。こういうとこはホント、秀吉の凄さだと思います。
(だからね、返す返すも信長が小物が見えるのが残念なのです。だって、秀吉が「それでも織田を信じてくれ!」って力説すればするほど、え~あんな奴に? と思えてしまって)

あとは、軍師の強みですね。
今回の松寿丸の件、秀吉がやったら間違いなく角が立ちます。けれど、半兵衛がやったことなら、半兵衛の一存でやったこと、羽柴家は関係ないって開き直れる。
こういう、トップではない者ならではの無責任さも、軍師の強力な手札ですよね。

と、そこは面白かったけど、最後の最後に流れた紀行にて、「関ヶ原で、松寿丸は半兵衛の息子とともに戦った」というエピを見てね、声を大にして言いたくなった。

なんでそんな美味しいエピを知ってるなら、これまでに半兵衛の息子出しておかなかったし?! と。


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5月21日22:28  kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、中川さんはホント噴きましたね。私も気になってあの後調べてみたのですが、この人は賤ヶ岳くらいまで生き残るみたいですね。しかも、猛将と名高かったり、秀吉に「サルが、もう天下を取った気でおるわ」と吐き捨てた逸話があるとか……こう見ると、ただの小物ってわけじゃないみたいですが、本当に面白い人物だと思います。こういう戦国ならではな人をもっとクローズアップして描いたらもっと面白くなっただろうになぁ。残念。土牢については、窓があるなんて温いなと思ったんですが、どうも黒田家の家紋である藤の花は、土牢の窓から見えたから使ったという逸話があるそうなので、窓はあったみたいです。村重もそこまで鬼じゃなかったということですね(苦笑)あと、家康。寺尾さん、面白そうですよね! おっしゃるとおりいい人なイメージが強いですが、芸達者な方ですから、どんな家康を演じるのか今から楽しみです。また、戦国武将の正式名称。幸村に代表されるように、本名じゃない名前が一人歩きしてる人っていますよね。おっしゃるとおり、創作物の影響なのかな? ただ、最近の大河は分かりやすさ追及のためか、一般的に知られてない言い方では滅多に呼びませんよね。秀吉でいえば、筑前。三成でいえば、治部とか。昔の大河は普通に呼んでましたけど……クレームでもきたんですかね?

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あの門番、幽閉中とはいえ主君の友に対してなんであんなに態度悪かったんだろう???

今までずっと、非公開だった今作大河の家康役ですが、ようやく解禁になりましたね。

寺尾さんかぁ。この方も竹中さんと同じように、大河で家康をやるのは二度目だそうです。
(まぁ、前回やったのは四十一年前、しかも若い頃の家康だけっぽいので、厳密に言えば別物と考えていいかもしれませんね)

とはいえ、なかなか面白そうな配役です。
どういうキャラになるのかは脚本次第ではありますが、やはり竹中秀吉と堂々と渡り合っていけそうなのがいい。素敵なサルと狸のバトルを繰り広げていただければと思います。

しかし、それにしても……

信長:江口さん 秀吉:竹中さん 家康:寺尾さん

改めて三傑配役並べてみるとすごいよな。江口さんにペコペコ頭下げてる、竹中さん&寺尾さんとかカオス過ぎるw


さて、そんなこんなで今週大河。先週は、赤鼻殿の素敵なお手紙のおかげで結構面白かったわけですが……

今回面白かったシーンその1「赤鼻殿のイッちゃった笑顔」
ワンカットだけでしたけど、この笑顔がすごくよかった。鶴太郎さん、やっぱ芸達者ですね。
これはもう、どんな散り方を見せてくれるのか、より一層期待が高まr…略

今回面白かったシーンその2「中川清秀、ちゃっかり織田に寝返る」
この人のことを詳しくは知らなかったので、これが一番噴きました。
そもそも、村重謀反の原因になったのは、こいつの部下が本願寺に兵糧を送っていたからだった……上に、「素直に謝れば、信長さまは許してくれるはず」と当初思っていた村重に、「いやいや、信長さまは鬼ですから、絶対許してくれないっすよ! 謀反しましょ! 謀反謀反!」と説得して謀反させたってのに、右近が織田方についた途端、ソッコー自分だけ織田方につくとか。
ホント、何がしたいんだ、状態。こいつに踊らされた村重、涙目過ぎる。
でも、これが創作じゃなくて史実だってんだからねぇ。こいつをこんなちんけなキャラにするんじゃなくて、もっとキャラ立てして官兵衛に張り合わせていたら、結構面白い感じになってたんじゃ? とか思ってしまった。

と、このあたりは面白かったわけですが、後がなぁ。。。

まず信長。相変わらず大物感がしなくて、何ともはや……。
宣教師たちに右近を説得する命令するとこでは、「こっちに寝返れば、金銀は思いのまま取らす」だなんて、小悪党のテンプレ台詞吐くわ、出頭してきた右近にまたまた刀抜いて、斬るぞアピールするわ……この斬るぞアピール何回目だよ。しかも、一回も斬ったことねぇし。たまには、豪快に斬り捨ててみろ!

それから、いつまでたってもヤンキー高校な黒田家家中。
オリーブオイルさんの校内乱闘も、これで何回目だよ。まるで成長していない。
で、口を開けば学校のスローガン「心を一つに」(これも、今回だけで何回口にしただろう)
そして、有岡城周辺に忍び込む超危険任務に、相変わらず重臣三名自らが向かうって……いい加減草を使え!!!!

そして、今回一番阿呆だったのは、官兵衛。
だしさんに謝られた時、官兵衛はソッコーでここを脱獄したいから、この城の地図をおくれと頼みますが……ここはまず、自分の無事を黒田家に伝えることが先決でしょうが! だしさん、旦那に隠れて官兵衛に手紙出せるつてがあんだから!

……まぁ、この前にだしさんが村重に官兵衛に手紙を出したことをゲロしてますから、手紙を出せない可能性は高かったでしょう。
が! だったら、官兵衛が「私に手紙を出したことを、村重に話しましたか?」と聞いて、だし経由で手紙を出すのはもう不可能だと察するor村重に手紙を止められること前提にして、何か策を講じるとかすればよかったのでは? とモヤモヤ。

とはいえ、官兵衛がここからあっと驚くような脱獄プランを考えて実行してたら、このモヤモヤは簡単に吹き飛んだことでしょう。

しかし、官兵衛が考えた脱獄プランは、
1.だしさんに城の見取り図をもらう
2.腹痛を装い、門番を襲って牢を出る
3.だしさん使って、見張りの気を引きつつ、だしさんに道案内させる
(この時点で、城の見取り図もらった意味は? と首を捻る)
4.そして、裏口から城を出て、脱出成功! 自由だぁあああ!

って! こんなプランで脱獄できるわけねぇだろ!!!!!!!!!!
で、案の定。官兵衛は捕まり、これからの真のお住まいに晴れて移動と相成りました。

そして今回、スタッフが「岡田に地獄を見せたかった!」と気合いを入れて作ったという地下牢が初お目見えしたわけですが……手ぬるい。地獄を見せるなら、あんな窓いらん! 光も差さない真っ暗闇にしてやるべきだ! と思ってしまった私は人間として終わっているn…略

さて、次回は松寿丸殺せ命令が出るようですが……これは、半兵衛様活躍回になるかな?
 

 
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5月12日21:54  kou様 
いつもコメントありがとうございます。今回更新分、脳内変換して読んでいただけてありがとうございます(笑)そして、いい仕事し過ぎちゃったせいで、貞操は守れたけれど、間接プレイのお道具にされちゃった板垣。おっしゃる通り、組長たちは楽しいでしょうけど、板垣にしてみりゃたまったもんじゃありません。なんでこんなおっさん相手に(涙)なわけですが、そんな板垣にそろりと言ったジイジの一言。次回から、いよいよ本題に入っていくので、またおつきあいいただけたらと思います。そして今週大河、赤鼻殿のくだりは嬉しい誤算でしたね。普通に説得に行ってとっ捕まるんだろうな、嫌だなぁと思っていただけに。でもまだ、甘ったれたことほざいますから、ぜひこれから穴倉生活で立派な腹黒に成長してってほしいものです。で、本人も大変ですけど、残された黒田家も大変です。これからはパパが再び舵取りを行うのでしょうけど、引退したのに苦労が絶えませんねぇ。。
あと、2016年大河。三谷さんで真田幸村。私的には幸村より幸村のパパをやってほしかった……とか、思わなくもないですが……っていうか、前回の新撰組といい、三谷さんは普段コミカルな作風なのに、どうして取り扱うネタはいつも悲劇的な最期を迎える人たちばかりなんでしょう?(笑)話のイメージ的に、真田十勇士をフル活用して、おっしゃるとおりエンターテイメントが繰り広げられそうな予感。どうなりますかねぇ。あと、個人的に「若手を主役に据えてばかりの最近の大河と異なり、ベテランの方を主役に据えたい云々」とおっしゃってるみたいなので、そちらも大いに期待したいです。 

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まさかの、敦盛二回目!!!

前々から、このドラマの官兵衛の作中の誰よりも好青年でいい人でっていうのが、非常に気に入らずに見ていました。

確かに、生まれた時から腹黒だった! なてわけはないけれど、「なんと卑怯な!」だなんて臆面もなくのたまうような輩が、敵を欺き、嵌めるのがお仕事の軍師なんか務まるわけねぇべや!! と。
で、これまでもいい人っぷりを押すあまり、不自然な箇所も結構あったりして、非常にもやもやしていたわけですが、今回はこの「いい人っぷり」がとても効果的に作用していたと思います。

普通に、村重のとこ行ってとっ捕まると思っていたんですけどね。
まさか、赤鼻殿に嵌められてってなるとは思わんかった。

今回のMVPは間違いなく、赤鼻殿ですよ。
やはりね、戦国ものはこれくらい毒を持ったやつがいないと面白くありません。

毛利に寝返ることにした。でも、そうなると官兵衛がスゲェ邪魔。よし! 消そう! と思うも、自分では直接手を下さず、村重にやらせようとする。下衆い。清々しいぐらいに下衆いぜ!

惜しむらくは、村重の時と同じように、どうしてここまで官兵衛を切り捨てるに至ったかって経緯皆無だったってことですが、それでも、ここまで黒田家がどんだけ苦労してこの赤鼻殿の尻拭いしてきたか、何度も見てきてますからね。
あの奉公に対しての返しがこれかYO! 感は、非常によく出てました。

いやぁ、ホント。村重から「官兵衛そっちにやるから、殺してちょ♡」な赤鼻殿の手紙を突き付けられた官兵衛のシーンよかったです。
綺麗事ばっかほざいてるからこういうことになんだよ感が、よく出てて(←ヒデェ)

ただ、こんな状況に陥っても、まだ官兵衛は「私は人を信じることをやめないわ!」とかのたまっているわけで……。

ここから……これからの監禁生活が、官兵衛をどう変えるか。ほんのちょっと期待しつつ、視聴していきたいと思います。

あと、楽しみなのは、秀吉の苦悩と赤鼻殿の末路ですね。

官兵衛が生きてるかも分からない、赤鼻殿も裏切った。そんな状況で、激おこプンプンな主はの命令無視して松寿丸助けるのは、たとえ家臣の進言があったとしても、なかなか決断できるもんじゃないですからね。
どんなふうに描かれるのか楽しみ。

赤鼻殿は……もうここまできたら、小悪党な下衆を最後まで貫いて、華々しく散っていただきたい!

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善助の女房、いつ本願寺に寝返るんだろう(←まだ言ってる)

今週は村重謀反決意回だったわけですが、いやぁ。。。

信長「俺はあいつのこと、めっちゃ信じてるし、必要としてるよ? けど、あいつは追い詰められれば追い詰められるほどやる気出る奴だから!」

それがたとえ事実でも、嫌だよなぁこんな信頼のされ方。やる気を引き出すために常に崖っぷちに立たされて、結果出せとか……ぶっちゃけ胃が持たないYO!

信長って、時々こういう変化球極まりない愛情表現してくるんですよね。

傍から見たら、どう考えても苛めだろう! とか、どうしてそこまで嫌ってんの? にしか見えない行為でも、信長にしてみたらそれは彼なりのスキンシップで、おまけに「あいつは俺のこと嫌ってるわけねぇし!」とか変な自信持ってたりするから性質悪い。

今回もまさにそんな感じで、信長にしてみたら「俺と村重の仲は超良好!」で、ちょっとしたミスぐらい素直に謝ってくれれば許しちゃうよv とか思ってるのに、村重にしてみりゃ「ひぃいい! 殺されるぅうう><」という……なんという温度差。

しかもこの数年後、これと全く同じことを(このドラマでの、光秀謀反の理由によりますけど)光秀に対してもやらかしますからねぇ。懲りない信長。。。

と、そのへんは面白く見れたのですが、欲を言えば、信長と村重の蜜月をもっと描いていてほしかったなぁと。

村重、いつの間にか浪人から信長の部下になって城持ち大名になってたからなぁ。

村重がこれまでどれだけ目覚ましい活躍を見せていたか、どれだけ信長に目をかけられていたか。
それをもっと描いていれば、今回の話もより説得力出たような気がするんですけどね。そこがちょっと残念。

あと、あんなにギリギリまで謀反を悩んでたんなら、あと一押し、謀反を決意する決定打が欲しかったかも。
そのほうが……嗚呼、もう俺、何しても積みだわぁ……という絶望感と、そっからの狂気がより加速したんじゃないかt…(←)


さて、来週は官兵衛がホイホイ有岡城に行って、○○生活が始まるっぽいですが……ここをどう描くかなぁ。
おそらくここが、官兵衛を爽やか好青年から腹黒キャラにする最後のチャンスだと思うので、何とかキャラ変してくれないかと、10%くらい信じてる!(←10%かよ!)




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4月29日23:03    
kou様 
いつもコメントありがとうございます。そして、文庫本ご購入いただきまして、ありがとうございます! そうです。不可解な男、最初 はあんな始まりでした。それから、柊のリーマンのくせに無駄にいい体……とりあえず、ジムには通っていないとだけ申し上げておきます(笑)柊 たちの声でイメージしてる声優さんはいるかってことですが……正直に申しますと、柊と板垣だけは何でかばっちり決まっていたりします(他の キャラには特にそういうのないんですけどね)柊はK西さん、板垣は洋画吹替若造版(妙なこだわり)のK杉さん。そして、いつも脳内変換して は、ムフムフと。。勝手にお声を拝借して申し訳ないんですが、まぁ脳内でのことなので許してくださいということで(苦笑)それから今週大河、 関ヶ原とかもそうですが、こういう二者択一はどういう立場の武将も難しいものです。信長は……まぁこの時戦してたのは毛利だけじゃないからと か色々理由はあったんでしょうが、それでもその後のフォローとか怠っちゃったからあんなことに……心のケアってほんと大切。左京進はびっくり しましたね。まさかあんなにあっけないとは思いも寄りませんでした。ホント、何だったんでしょうね、あのキャラ。切腹はあの時代にもあったと 思います(江戸時代みたいに様式ばったものじゃなかったでしょうけど)有名なのでいくと、このちょい後にある、柴田権六の十文字切腹です が……一度でいいから、それが様になる格好いい権六を見てみたいものです。

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絶対この数話後、光秀は今日の村重との会話を回想するんだろうな

上司に「上月城を救ってください!」と直談判に向かえば、
「見捨てろ。百姓のお前をここまで取り立ててやった俺の言うことが聞けんのか」と言われ、

現場に戻って、上司の言葉を伝えれば、
「見捨てるなんて酷い! どういう神経してんですか!」と怒鳴られ、

いやぁ、中間管理職は辛いYO! な感じで始まった今週大河。

たかだか七百の兵を救うために、五万とやり合うなんてナンセンスという信長の言い分ももっともですし……もしかしたら、別所のこともあるから、こうなったら徹底的に裏切る奴とついて来る奴を見極めてやる! とか思ってんのかもしれませんが、現場監督の秀吉たちにしてみりゃたまったもんじゃない。
そんでなくても、この前やらかして、ごっそり毛利に寝返ったばかりだってのに……ホント、こん時は胃がキリキリしてたろうな、秀吉。

で、秀吉たち以上に可哀想なのが尼子。

二か月間、ただただ信じて上月城で頑張ったっていうのに……ほんの数か月前、第一次上月城攻めの恩賞として、上月城をもらい受け、これで尼子再興の足掛かりができた!! と喜んでいたことも考えると非常に悲惨。
神様、いくら本人が望んだからって、七難八苦を与え過ぎや!

ただ、毛利にしてみても、これまで尼子に散々な目に遭わされていますからねぇ(「毛利元就」じゃ、長男・隆元を暗殺したのは、尼子の仕業だったし)

どっちが悪いってわけでもない。

そういうのを思うと、鹿之助の首を見つめて、「鹿之助、これで仕舞いじゃ」と呟いて、手を合わせた隆景のシーンはとても感慨深かった(ってか、今日で一番いいシーンだったと思う)

あと、宇喜多のシーン。相変わらず面白いんですけど、どうもこの宇喜多さんはしゃべり過ぎちゃうのが玉に瑕。
今日も、「俺がここで殺されたら、織田につくよう家中に言ってある」とか言わなきゃよかったような。
今日この場を生きて帰るためには有効な手ですが、もし毛利が今回の勝者になった時のことを考えるとなぁ。絶対、事が落ち着いたら、潰されるでしょ?
毛利、織田どっちつかずなら、極力どちらにもいい顔しとかなきゃならんのにね。

まぁ、そうはいっても、陣内さんの喰えない演技で面白かったし、この行動から毛利が引き上げたって流れもよかった。

でも、その後。。。

結局、左京進って何だったんや。。。


あんなに引っ張るだけ引っ張っておいて、

左京進「織田はあっさり仲間を裏切る野郎だと思ってたけど、毛利もそうだったなんて! どいつもこいつも酷過ぎる! でも俺たちは播磨武士! こうなったら意地を見せるぞ!」

と、「え? 意地で戦って討死しろだ? マジ勘弁!」という部下の声が聞こえてきそうな演説をぶつから、最後の大暴れを見せてくれんのかなと思えば、そういうシーン一切なしの、ソッコー切腹シーン(そして、最近の大河ご恒例・無情な介錯人不在切腹★)

その上、今生最後の言葉が、

左京進「官兵衛……お前の勝ちだ」

勝ちってなんだよ。ホントにお前は分かってないな! というツッコミとともに、左京進・完。

ホント、このキャラは何だったんだろう。

この人は身内で主人公に立ちはだかる、「平清盛」でいうところの忠正おいたんみたいなポジショニングだったんだろうけど、おいたんのように、主人公に辛く当たる確固たる理由もなければ、信念もなく、ただ感情的に主人公を責めて、最後は大した見せ場もなく……ってか、数話前に出てきただけの鹿之助よりも静かに退場したりして。。。。

もっといいキャラに描けていたら、今日はおいたん斬首回くらいの神回になったろうに……残念でした。

そして締めは、「信長様がお呼びです」という知らせを聞いて、完全にイっちゃった村重の顔のアップで完。
とうとう来週、村重プッツン回か? 怯えまくって静かに神経やられてく村重が今まで丁寧に描かれていただけに、それが弾ける時がとても楽しみ(!)です。



>web拍手レス
4月22日22:34  kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、おっしゃるとおり、戦局的にみれば、見限ったり裏切ったりは当然とはいえ、当事者にしてみれば洒落になりませんよね。こっちは味方信じて死に物狂いで頑張ってるってのに。まぁ、それが組織というものなのでしょうが……やるせないですよね。そして兵糧攻め。とても合理的な戦法ですが、確かにやられるほうは悲惨ですよね。けれど、いかにして味方の被害を最小限にして勝つかが大将に求められる気質ですから……やっぱり、どんな形でも戦は無情ですね。

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